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プロジェクトを説明する実践理論を求めて~社会性が生じる瞬間~

~Project as Practice~ プロジェクトをプラグマティズムを基に組み立て直す
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10 Plays2 years ago

前回は実践理論の可能性について触れましたが、次に気になるのは、それがプロジェクトをどこまで説明できるかです。実は実践理論は「維持」を良く説明しますが、「発達」を説明するものは稀で(活動理論)、「創発」を上手く説明してくれる理論がありません。こうした実践理論の限界について触れつつ、なぜプラグマティズムを参照する必要があるのかについて考えていきます。プロジェクトは実践を新たに生み出していく場であり、その実践が生まれる仕組みを理解するためには「その実践がそれとして見做されるためには何が為される必要があるか?」を理解する必要があり、それは正にプラグマティズム的な観点に他ならない、という話をしました。加えて「単なる行為や存在や現象が、社会的な次元を獲得する瞬間はいつか?」という議論の中で、ブランダムの指摘する発話と責任の関係性について触れました。創発的なプロジェクトを扱うコパイロツトが、ミーティング中心にプロマネをするに至るのは必然であったということを今回は垣間見つつ、次回以降で詳しいブランダムの理論の中身を見ていきます。